勧奨退職と定年退職
◆勧奨退職
事業者からの勧めによって自分が納得して決める退職を勧奨退職といいます。企業は大規模なリストラを行う前に、退職金の上乗せなどを提案して、自己都合にもっていくように計画する場合があります。
会社都合ですと補償金などが発生しますが、あくまで勧奨とはいえ、自分からの決断を迫る方法です。年齢や会社の業績を勘案して勧奨の条件がよければ、定年退職前に好条件での転職先を見つけることもでき、選択する人も多いといいます。手続きやしなければならないことなどは自己都合退職と同じです。
注意点として、目の前に出された条件が良かったので、転職してみたのは良いが、前の会社に居続けたほうがはるかに良かったという話もよくあります。転職失敗とならないように、お金だけではなく、さまざまな視点から確認してなるべく情報を集めるようにしましょう。
◆定年退職
定年退職就業規約や契約によって決められた期間を全うし、職務を退くことを「定年退職」といいます。
自分で期間を決めるものではなく、就業規則の中で決められています。ただし、役員待遇になった場合など定められた期間が延長する場合もあります。
定年までひとつの事業所で勤め上げるというのが、一昔前のサラリーマンのひとつのステータスでもあったわけですが、業績の悪化などから早期に勧奨退職を迫る事業所も多くなっていて、生涯収入の面でも人生設計の面でも、最後まで留まるのがよいのか転職を考えたほうがよいのかは一概には言えません。